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ナレーターとは? ナレーションとは?


こんにちは。ビートワン代表の金沢寿一です。

このブログでは、ナレーター・ナレーションについての様々なことがらを、コラムのような形式でご紹介していきます。第一回のテーマは、「ナレーターとは」です。

ナレーターの成り立ち

「ナレーター」とは、文字通り「ナレーション」をする人を指します。では、ナレーションとはどのような位置づけにあるのでしょうか。少しだけ歴史を紐解いてみましょう。

言葉を声にして伝える表現・芸能を広く指す「話芸」というカテゴリーがあります。ここには朗読や朗誦、伝統的な芸能である講談や落語、さらに漫才なども含まれます。そして、そこにはナレーションも含まれます。ナレーションはこれらの中でも最も新しいものです。テレビが一般に普及したのち、ナレーションの需要は爆発的に増えました。

ナレーターの仕事いろいろ

ナレーションが必要とされるのは、テレビにおいてのみではありません。テレビやラジオの番組・CMにおけるナレーションは、多くの人がイメージされるところでしょう。

しかしそれ以外にも、企業VP(ビデオプロモーション)というものがあります。モーターショー・ゲームショーなどのイベント会場で、企業プロモーションの映像を見たことがある方も多いでしょう。ここでの企業VPの仕事とは、このような映像につけるナレーションを指しており、ナレーターの仕事において大きなウェイトを占めるものです。近年では、これらがウェブ上で流されるケースも多くみられますね。

また、バスや電車などの車内放送、駅の構内アナウンスなどもナレーションにあたります。日本人ならば誰もが聞いたことのあるNTTの時報の音声は、ナレーター・中村啓子さん(俳協所属時代からの私の先輩です)によるものです。

アナウンサー・俳優の、そしてナレーターのナレーション

ナレーションは必ずしも専業のナレーターによって行われるわけではありません。たとえば、テレビ局やラジオ局などのアナウンサーによるナレーションがあります。また、俳優によるナレーションも、テレビを見ていれば多く耳にするところです。

アナウンサーのナレーションに期待されるのは、やはり正確な日本語の発音によって正確な意味を伝える、ということでしょう。また俳優のナレーションには、適切に感情を込めることでの豊かな表現力が求められています。

ナレーターは専業としてナレーションを行うわけですから、これら両方の長所を身につけなければなりません。現代のナレーターが目指すべきところは、「正確な日本語による正確な意味」と「豊かな表現」を高いレベルで両立させることだと考えています。

次回は、「ナレーターになるには」というテーマでお話しします。

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